頭部移植 ~ ついに人類は、一線を越えるのか?

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 頭部移植手術は神への反逆なのか


こんばんは、カトリック小鹿です。


昨年の2017年11月、
ニュースの片隅にしか
載らなかったのですが


イタリア人医師カナヴェーロ氏と
中国人医師レン氏によって
頭部移植手術が実施され
成功した…との報道です。




  ただし生きた人ではない


とは言っても、
それは2体の遺体を使っての
頭部移植手術です。


おそらく血管や神経、筋組織の
縫合テストが目的の手術でしょう。


カナヴェーロ医師としては
これまで生きたマウスを使って
頭部移植は何度も行われ、
成功しています。




そして今回、遺体ではあるものの
人間を使っての手術は世界初です。

  本当に成功なのか?


「成功」と謳っていますが
遺体が起き上がって歩いたわけではなく
何をもって「成功した」と言っているのか
意味不明ですね。


●血管組織
●中枢神経


がちゃんとつながったのかどうか?
それは歩いて話す姿を見せない限り
「成功」を謳えないと思います。


ちなみに頭部移植の目的は
   ↓
「脳は全く異常がないのに
 体に不治の病を抱えた人を救うため」




…というのがカナヴェーロ医師の考えです。

  それ以前に頭部移植手術はあったの?


カナヴェーロ医師による
生きたマウスの頭部移植は
生存時間1日とは言え
成功をアナウンスしています。


そして、昔はどうだったのでしょう?


実は1908年にアメリカで
犬の頭部移植が行われた…
という記録がありますが


古すぎてその写真もなく、術後の経過も不明。




それから経ること40数年、
1950年代から1980年代にかけて
旧ソ連のデミコフ医師によって
犬の頭部移植手術が行われました。


その手術は「首をすげ替える」
というものではなく、
ほとんどが「双頭の犬」にする
といった狂気の移植でした。


その数20数匹と言われています。

 












こんなことをして
一体何の意味があるのか?


せっかく賢い頭脳に恵まれて
医者になれたのに
こういうことでしか
才能を生かせなかったデミコフ医師。


だからなおさら怒りが込み上げて来ます。


ちなみにデミコフ医師の犬たちは
ほとんどが数ヶ月の命で終わりました。


ペット愛好家の嫌悪が
頂点に達したであろうことは
容易に想像できます。


デミコフ医師はこの業績以外に
これといった名声も得られず、
極貧の中、ひっそりと人生を終えました。


こんなことで賞賛されると
本気で思っていたのでしょうか?


こうした突出した才能を
人助けに使えば良かったものを…


なんという才能の無駄づかいでしょう。




  2018年中には生きた人間で…


今年の春には生きた人間で
手術をすることが目標だそうです。


その予定場所は中国のハルビン。
患者さんは中国人です。


カナヴェーロ博士は
同じくマウスで頭部移植の実験を
続けてきた中国人レン博士と
共同で実施する予定です。

  いろいろな懸念事項

  手術室から生還できるのか?


まず生きた人間での手術例がないこと、
マウスでの手術でも1日しか
生存しなかったこと、

これらのことから
生きて手術室から出れるのかどうか
それさえ疑わしい。

  死ななかったとしても人体の各器官が動くのか?


足や手指が動くのか?
目が見えるのか?
耳が聞こえるの?
立ったり歩いたり出来るのか?




それだけではありません、
とりあえず人体の各器官が動いたとして
脳が正常に作動するの?


 異常人格者にならないのか?
 精神病を併発しないのか?




  併発症の問題


臓器移植では必ず拒絶反応があり、
それを抑えるための薬を
何ヶ月も服用します。


その大量の薬の服用のせいで
今度は免疫力が低下し、
感染症にかかりやすくなります。


だからその感染症を抑えるための薬を
たくさん飲まなければいけません。


もう薬の上に薬です。




そしてまだ10年の歴史しかない
顔面移植手術においては
臓器移植を上回る量の薬を
長期間服用しなければなりません。


更に頭部移植となるとそれ以上です。

こうしたわけで、
手術の難しさはもちろんのこと、
   ↓
◆合併症を防ぐ薬の長期服用

◆その薬がもたらす免疫低下
 を防ぐ薬の長期服用。

◆長期間のリハビリ


など術後の状態維持だけでも
難しさを極めることが事前に分かっています。

  超高速でつながないと危険


内臓などと比べ、
脳と体をつなぐ血管や神経は
数十倍またはそれ以上複雑に出来ています。


また脳にある神経細胞やニューロン、
これらは常に新鮮な酸素と血液が
送られていなければなりません。


手術で頭部を切り離すと、
酸素と血液がそのあいだストップし、
即座に脳は大きな損傷を受けます。


これにより、深刻な後遺症が残るのは明らか。


~そういった多くの懸念事項を
 どうクリアしてゆくのでしょう?

  最終的には脳移植


こうした移植外科医たちの
最終目標はあなたもお分かりでしょう。




脳移植です。
人格が完全に入れ替わるわけですね。


カナヴェーロ医師は
頭部移植は自然な流れだ
と言ってますが


最終的には脳移植が究極の目標でしょう。


それほど自信があって
やりたくてたまらないなら、
まずは自分の体か
家族の体でテストしてみるべきです。

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